毎月20日を超すたびに本が渋滞して楽しい 読む本一杯って感じになっていますが、今回も面白い作品がいっぱいで満足でした。今回は結構こういう作品を待ってましたっていう感じで本当に良かったです。
あさのハジメ先生の新作は芸能舞台で演劇がテーマということで、好きなテーマで本当にタイトルの時点で面白そうと思いましたが期待通りにかなり面白かったです。
『キミの恋人オーディション』感想
全ランクがSランクからEランクに分けられたという教科書通りのカースト制度が敷かれているという安心の設定の芸能学校華杜学園という安心設定が本当に好きなのですが、小さな頃に劇場で出会った情華ちゃんの情報を得るためにSランクの妹である脚本家来愛ちゃんとも協力をしながら、Aランクの《雪の女王》雪村つるぎとEランクに甘んじている元天才子役のギャル鏡心菜ちゃんと演技だらけの恋愛バラエティーショーに挑んでいくという本当に設定の時点で大好きでした。
本編もこういうストーリーが好きな人にはもう本当にこういうストーリーを待ち構えていましたっていうこと間違いなしかなと思ってます。
『キミの恋人オーディション』あらすじ
芸能学校で繰り広げられる、恋×嘘の演劇ラブコメ!
「大好きだよ、英輔。また舞台で再会しよう」
そう言ってアイツはいなくなった。天才的な子役で、芝居の道に俺を誘い、なにより世界で一番嘘つきな職業は役者だと語っていた初恋の相手・情華。あの日の約束を叶えるため、俺は彼女がいると噂の芸能学校に転校を決めた。――この学園で『誰か』を演じているアイツを見つけ出すには、どんな主役(ヒロイン)でも輝かせる最高の助演俳優を目指すのが近道だ。脚本家である妹・来愛の協力で、まずは同じクラスの元天才子役のギャル、そして銀髪のスター女優と恋愛リアリティショーでの共演が決まるが……。このキスは芝居(ウソ)か本気か? 恋と嘘をめぐる演劇戦(オーディション)の幕が上がる。
MF文庫公式ページより
『キミの恋人オーディション』書籍情報
著者 | あさのハジメ先生 |
イラストレーター | emily先生 |
レーベル | MF文庫J |
あさのハジメ先生と言ったら代名詞はアニメ化もされた『まよチキ!』ですが、講談社ラノベ文庫の『学年トップのお嬢様が1年で偏差値を40下げてギャルになっていた話』などもかなり好きな作品でした。
emily先生は相上おかき先生がファンタジア文庫から出している『ぼくの日常が変態に侵蝕されてパンデミック!?』でイラストを書かれていますが、何と言ってもアニメ化された自身の漫画『パンでPeace!』が一番有名かなと思います。
ネタバレがあるかもしれない感想
見返してヒロインそれぞれがトランプのスートをモチーフにしていることに気づいたのでダイヤ♦のキャラもいそうですね。それを意識していると、妹の来愛ちゃんがクローバーつけてました。しっかりヒロインですね。いや、来愛ちゃんめっちゃいいキャラしてるんですけど何といっても心菜ちゃんのキャラが表も裏も含めて大好きです。
何よりも主人公の暗躍っぷりがなによりも素晴らしかったです。役者は舞台の上ならなんにでもなれる
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