基本的に問題があるといけないけれども、面白かった感触のままブログに残しておきたいのでひとまず版元ドットコムさんの対応が終わるまで暫定的に書影を移さない形で対処することにしました。まぁ、こういう対応をすると版元ドットコムさん対応がないGCN文庫の感想を書くきっかけにもなるのでこれはこれで良い機会になったのでこのテンプレートはテンプレートで使おうかなと思います。
『シャーロック＋アカデミー』の事前情報で想ったんですけど、この＜普通探偵＞とか＜女優探偵＞とかこの漢字２文字＋探偵っていうのがめちゃくちゃ『探偵撲滅』っぽさがあって好きです。その代わり２つ名が頭を邪魔してキャラが読んでてごっちゃになったときありましたけど（笑）
『シャーロック＋アカデミー』感想
探偵学園ものの良さがあって、今までの推理もの作品のいいところがすごい取り入れられてる感じが本当に良いなと思いました。キャラも経っているし、肝心の推理部分の補足をイラストにたよらず、別の工夫を取り入れることによって解決している感じもとても良いなと思いました。
ライトノベルなんですがチュートリアルから導入までしっかり誘導があって良質なゲームを体験している感じがありました。基本的に自分はフォント芸ってそこまで好きじゃないんですけど、こういうテーマ性を持たせて使うとこんなに効果的なのかってすごい感心しました。
『シャーロック＋アカデミー』あらすじ
真実を、競い合え──！
増加する凶悪犯罪に対抗し、探偵という職業の必要性が飛躍的に高まった現代。
MF文庫公式ページより引用
日本で唯一「国家探偵資格」を取得できる超難関校・真理峰探偵学園に今年、とある少年と少女が入学する。
一人はかつて〈犯罪王〉と称された男の孫・不実崎未咲。
もう一人は〈探偵王〉の養女・詩亜・E・ヘーゼルダイン。
宿敵同士の末裔二人が、ここに邂逅したのだ！
そして始まる学園の日々。早速入学式から模擬事件が発生!?
しかも、一番先に正解したはずの詩亜よりなぜか不実崎の方が点数が高くて──
｢私は──あなたに挑戦します！」
「後悔すんなよ、お姫様｣
これは、真実を競い合う新たな学園黙示録。最高峰の知的興奮がここにある！
真っ先に謎を解いたはずの詩亜の入学試験の成績が負けていた時からはじまり、そして推理対決になっていくのですがこの推理対決のシーンっていうのもすごいゲームっぽさが強くていい感じでした
『シャーロック＋アカデミー』書籍情報
| 著者 | 紙城 境介先生 |
| イラストレーター | しらび先生 |
| レーベル | MF文庫J |
紙城 境介先生は角川スニーカー文庫でアニメ化もされた人気作である『継母の連れ子が元カノだった』や星海社 e-FICTIONSの『僕が答える君の謎解き』、そしてＭＦ文庫より出ている『転生ごときで逃げられるとでも、兄さん？』を書かれています。
しらび先生はアニメ化もされた白鳥士郎先生の人気作『りゅうおうのおしごと！』（GA文庫）や同じくアニメ化されている安里アサト先生の人気作『８６―エイティシックス―』（電撃文庫）などでイラストを担当されています。
『シャーロック＋アカデミー』ネタバレがあるかもしれない感想
選別裁判っていう本当にゲームっぽい導入からの解決編、読者的にも明らかにポイントが分かって非常に良いですね。探偵さんたちもすごいキャラがたっていていろいろなるほどねと納得できることも多かったです。
とはいえ、推理ものってこれを悪用してなんぼって感じもあるのでこれからも楽しみですね…女優探偵の宇志内さんはなるほどいいキャラしてるなぁ…
終わりの一文もこれからを楽しみにするには十分だったので楽しみにしています。
太字で遊ぶの楽しい...
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