いつも通り岬鷺宮先生の作品はとても良いですね。今回も最高でした。
普段はクールな感じの対応であしらわれてしまう同じ図書委員で同じ曜日を担当している御簾納咲ちゃんが、たまたま開いた配信ラジオの声の主であるということが状況証拠からわかってしまい、普段の態度とは全く違う心の内を話しているのを聞いてしまいどうする?どうする?って感じのとても心情に入っていきながら楽しめる作品でした。秘密を抱えてるのは一人だけとは限らない…
書籍情報
著者 | 岬鷺宮先生 |
イラストレーター | しゅがお先生 |
レーベル | 電撃文庫 |
岬鷺宮先生は大好きな作家先生の一人で本当に良い恋愛小説を書かれる方ですが、何といっても『失恋探偵ももせ』が好きでよくクイズにもこっそり取り入れてステルスマーケティングするんですが本当に良い恋愛小説だと思っているので読んだことないよって方は是非読んでほしいです。『三角の距離は限りないゼロ』とかも本当に好きだし天才的なタイトルの一つだと思ってます。
しゅがお先生は榎本快晴先生が角川スニーカー文庫より出している『齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』やカタナヅキ先生がアルファポリスより出している『不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?』などでイラストを書かれています。
聴くanime #STUDIOkoemee
この作品は聴くAnimeとして STUDIOkoemee さんよりYoutubeとDLSiteの有料の最速版などで配信されていくようです。赤野⼯作先生の脚本や『わたし、二番目の彼女でいいから。』の西条陽先生脚本の作品も配信されるようなのでチェックしておきたいと思います。花守ゆみりさんの咲ちゃん、伊藤昌弘さんの壮一、岡咲美保さんの二胡ちゃんもそれぞれいいですね。
本編と比較しながら楽しむのも良いかもです。
ネタバレがあるかもしれない感想
秘密を一方的に知ってしまったがために本当にどうするのさこれって感じになりましたが、確かに逆に困ってしまいますよね。相手に知ってるって言われても困ってしまいますし。
この作品気に入っているのはクライマックスですね。インターミッションのあとの第7章で章のスタートのイラストがここだけ違う...と読み終わったときには思ってましたがよくよく見るとほかの章も表情微妙に違いますね。
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