やり直しものっていろいろなアプローチがあって面白いのですが五十嵐先生がこのテーマに挑戦するということで電撃文庫の発売予告ができた瞬間からとても楽しみにしていて実際にとても面白い作品でした。
『青春２周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏』感想
二度目の人生が始まると決まった時に、現状のタイトルにも書かれている”陽キャ”になるように変わって過去の大きな出来事があった夏をやることになるって感じなのですが、中心になる物語の波である部分も本当に面白く一気に最後まで読んでました。
元々関係が深かった安芸宮羽純ちゃんではなく、本人が変わったことで絡むことになったギャルの茅ヶ崎などキャラクターもすごい魅力的でした！
『青春２周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏』あらすじ
初恋の彼女への告白を、もう一度。タイムリープであの夏の青春をやり直せ！
目が覚めると、俺は中二の姿に戻っていた──。仕事はダメで金もなく、女にはモテるが夢を諦めクソみたいな大人になっちまった俺の人生。全ての原因は中学時代のアイツ、初恋の彼女、安芸宮羽純のせいだ──なんて愚痴っていた俺は事故に遭い、なぜか中学時代へとタイムリープしていた。当時は冴えないモブ男子だった俺だが、見た目を整え、中身は大人のコミュ力を発揮すると、あっという間に理想の青春をやり直すことに成功！ 過去の記憶をもとに通学途中で美人ギャルの茅ヶ崎を助けたり、クラスの一軍男女のトラブルもクリアしていく。あとは俺の人生を転落させた元凶、安芸宮羽純と過ごした向日葵が満開の『あの夏』の事件の真相を暴き、変えるだけのはずだったのだが──。
電撃文庫公式ページより引用
うまくいかなくて一周目ですごい引っ掛かって後悔していたところを交通事故をきっかけにその後悔をしたその時までもどりその後悔の真相を暴くっていうメインがしっかりしているからこそ周辺のストーリーもすごい面白かったです
『青春２周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏』書籍情報
| 著者 | 五十嵐雄策先生 |
| イラストレーター | はねこと先生 |
| レーベル | 電撃文庫 |
著者：五十嵐雄策先生
五十嵐雄策先生は同じ電撃文庫でアニメ化された大人気作である『乃木坂春香の秘密』やその続編にあたる『乃木坂明日夏の秘密』、最近だと『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』や『天使な幼なじみたちと過ごす10000日の花嫁デイズ』などのライトノベルを書かれています。
特に『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』は今回と同じくはねこと先生のイラストで書かれた作品になります。
イラストレーター：はねこと先生
はねこと先生はアニメ化された佐伯さん先生がGA文庫で書かれている『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』の２巻以降のイラストや今慈ムジナ先生がガガガ文庫で書かれている『年下寮母に甘えていいですよ？』、講談社青い鳥文庫で宮下恵茉先生が書いている『好きって言って！』などでイラストを書かれています。
『青春２周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏』ネタバレがあるかもしれない感想
何となく藤ヶ谷くんの下の名前が出てこないのがめちゃくちゃ気になりますね…（見落としてるかもしれませんが、イラストとかでも表示されませんでしたし）
色々なものをお花で例える羽純やキノコが出てくるのが印象的な朱里とかキャラクターが対比も含めて魅力的で、１周目ではほぼかかわりがなかった美羽も変化の象徴みたいな形で、一周目と同じことと違うことがいろいろあってよいなと思いました。
お話をみてカバーイラストをみてあれ２本のひまわりの花言葉って何だろうって思いましたがよくよく見ると３本のひまわりでしたね…でもその内１本のひまわりが完全に陰で描かれていてお辞儀しているのがすごい気になる
（ちなみに２本になると「あなただけを見つめる」とかそういう意味みたいです）
ラストの展開がかなり！！な感じでしたが…是非続きを見たいなと本当に思っています
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