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【ライトノベル感想】倉敷紺先生『不登校の幼馴染が学校に行く条件は、毎日俺とキスすることだった』付き合えないけどキスは一緒にしたい、いろいろな「なぜ」が物語で紡がれていく読みだしたら止まらない物語 #おさキス

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不登校になってしまっていた幼馴染のユキこと浜地幸穂が学校に登校する条件として付き合うことでもなく毎日キスするようになることから物語が始まるのですが、本当にいろいろな「なんで」が物語を進めるとともに広がっていき、そして収束していくという感じで物語が進行していてとても面白かったです。

高二の宏樹の日課は不登校の幼馴染ユキの家に毎日通うこと。何度呼びかけても部屋から出てこない彼女に宏樹は最後の手段を使う――。「何か俺にできることない? 何でもするから」「……それなら、毎日私とキスして。そしたら学校に行く」彼女の真意が分からぬまま、ユキの部屋で、屋上で、放課後の教室で。誰にも見つからないように何度もキスをした。「初めてだから……上手くできないかも」「下手くそなキスでごめんね、もっと上手くなるから」「……続き、していい?」俺たちは付き合ってない。なのに、どうして俺とキスするの? キミの本当の望みは? これはキスから始まるラブコメディ。
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書籍情報

著者倉敷紺先生
イラストレーターぽりごん。先生
レーベルファンタジア文庫
書籍情報

ネタバレがあるかもしれない感想

ラブコメではあると思うんですけど、推理作品読んでいるようなこの登場人物に癖がある感じと、えっ「結局なんでなの」みたいな部分の広げ方と、問題の生じ方、それが収束していく感じを見ていくのが本当に良かったです。

物語の構成が本当に好みでした!

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