もう3月に入って折り返しも過ぎてしまいましたが、2月も面白くて気に入ったライトノベルが多くありましたがちょっと忙しかったこともあり紹介しきれていませんでしたので、3月のおすすめラノベの間に紹介していければなと思っています。
ツカサ先生の『中学生の従妹と、海の見える喫茶店で。』なんですが、こういう思い出の地にかえって当時の想いがみたいな作品大好きです。みんないいキャラしていて今後も楽しみだなぁという感じです。
もちろん既にまとめさせていただいた2022年2月にもこの作品については触れさせていただいております。
『中学生の従妹と、海の見える喫茶店で。』感想
まぁ、背伸びした想いっていうテーマはもちろん中学生’sそして主人公の宗助君にはあるのですが、それよりも思い出の地で残っている想いが交錯するのと、突然両親を失ってしまい一人になってしまった唯奈ちゃんが『諦めない』ために『諦める』という選択をしないといけないこと、それを何とか軽減されるように動く宗助君という自信が少し諦めかけでホストをしながら過ごしている思い出の人との再会でいろいろと気持ちが交差しあっていて、数多くのキャラがいたのですがみんなに共感を持てる良い作品でした。
『中学生の従妹と、海の見える喫茶店で。』あらすじ
東京にある美術大学に進学したものの、都会での生活で自らの限界を迎え「熱」を失っていた間宮宗助。大学3年の夏休みに、亡くなった親戚の葬儀のため都会から逃げるように海沿いの田舎町――七登町へと辿り着く。そこには、事故で両親を失い、天涯孤独の身となってしまった少女・九谷唯奈がいた。「お父さんとお母さんの喫茶店はあたしが継ぐって決めてたの……あたしの夢を守ってよ、宗にぃ……!」記憶よりも大きくなった中学生の従妹と出会い、かつて交わした約束を思い出した宗助。幼き頃の思い出が残る喫茶店で、唯奈とともにこの夏を過ごすことになり――大人と子供の恋が、今ここで動き出す。
MF文庫公式ページより
年の差の恋愛があらすじで触れられているテーマではありますが、それよりもやっぱり思い出の地でって感じが1巻の時点では強いです
『中学生の従妹と、海の見える喫茶店で。』書籍情報
著者 | ツカサ先生 |
イラストレーター | 猫屋敷ぷしお先生 |
レーベル | MF文庫J |
ツカサ先生はアニメ化された人気作である講談社ラノベ文庫の『銃皇無尽のファフニール』や『アークエネミー・スクールライフ』などの作品を書かれています。
猫屋敷ぷしお先生は有象利路先生が電撃文庫より出している『サキュバスとニート ~やらないふたり~』や広ノ祥人先生がMF文庫Jより出されている『モブしか勝たん! お前らが俺にデレデレなお嫁さんになるって本当なの?』などを担当されています。本作卒論との平行作業ということで本当にすごいです。尊敬します。
ネタバレがあるかもしれない感想
唯奈ちゃんは喫茶店の喫茶店の夢を守れるのか、そしてその喫茶店を守る夢を守るために捨てた水泳というもう一つの夢...夢を追いかけるために夢を捨てなきゃいけないのか…それを夢に行き詰っている宗助君がどうするのかっていうある意味王道だけれども王道部分もしっかり描かれていて本当に良かったです。
宗助の同級生の沙夜ちゃんも昔からの関係もあって本当にこれぞ昔からの関係ってなってますし、喫茶アザレアに働きに来るようになった少し閉じこもりがちになっている陽菜実ちゃん、唯奈ちゃんに水泳をやり直してほしい理香ちゃんみんな本当に良いキャラだなと思いました。今後も大期待のシリーズです。
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