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【#ライトノベル感想】零 雫先生『不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で』(#不死探偵感想)第15回GA文庫大賞<銀賞>受賞作は特殊な密室ミステリー その美少女転校生は密室の中で…

不死探偵・冷堂紅葉  01.君とのキスは密室で
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GA文庫大賞って銀賞も含めてすごい意欲的な作品多くていいですよね。第13回の『ブービージョッキー!』とかでも思いましたけどすごい意欲的で今後のブームを作っていくんじゃないかみたいな作品がいっぱい選ばれてて面白いですよね。

不死探偵っていうタイトルからも分かるように、結構特殊設定のミステリでタイトルからだとMF文庫Jでてにをは先生が『また殺されてしまったのですね、探偵様』とかも意識しちゃいますし、いろいろ特殊設定ミステリは特殊設定ミステリでいろいろあるのですがそれはそれで気になっていました。

目次

『不死探偵・冷堂紅葉』感想

事前に読者への挑戦ページがあるとかTwitterでも書かれていた通り、ミステリの要素は丁寧に誘導されていて非常に見ててわかりやすくおもしろかったです。

ちょっとずつちょっとずつ状況が分かりやすくなっていったし、直線での自然なヒントの差し込みや図解によるヒントなど、特殊設定ミステリのいいところも出ていてとてもよかったなと思います。

何よりも冷堂さん可愛い

『不死探偵・冷堂紅葉』あらすじ

私を殺した犯人を見つけて下さいね——探偵さん。
七月■日。謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた夏の日、
クラスメイトが殺された。密室殺人だった。
「私達で事件を解決しましょう、天内くん」
「まるでミステリ小説の名探偵みたいだな」
廃部寸前の文学研究会に所属する俺・天内晴麻は、なぜか転校生に事件の調査を依頼される。
そして冷堂も殺された――はずだった。誰にも解かれることのない究極の密室で。
「私を殺した犯人を見つけて下さいね――探偵さん」
不死探偵と“普通”の相棒。再現不可能な殺人事件に挑む学園ミステリー、堂々開幕!

事件の真相に迫る時、君と最後の××をする。

GA文庫公式ページより引用

どう考えても助かりそうにない場面で生きていたという超異常事態の密室やら出てくる物語の『普通』の相棒ってそれだけでドキドキしちゃいますよね。

私を殺した犯人を見つけて下さいね——探偵さん。 七月■日。謎の美少女・冷堂紅葉が転校してきた夏の日、 クラスメイトが殺された。密室殺人だった。 「私達で事件を解決しましょう、天内くん」 「まるでミステリ小説の名探偵みたいだな」 廃部寸前の文学研究会に所属する俺・天内晴麻は、なぜか転校生に事件の調査を依頼される。 そして冷堂も殺された――はずだった。誰にも解かれることのない究極の密室で。 「私を殺した犯人を見つけて下さいね――探偵さん」 不死探偵と“普通”の相棒。再現不可能な殺人事件に挑む学園ミステリー、堂々開幕! 事件の真相に迫る時、君と最後の××をする。

『不死探偵・冷堂紅葉』書籍情報

著者零 雫先生
イラストレーター美和野らぐ先生
レーベルGA文庫
『不死探偵・冷堂紅葉』書籍情報

著者:零 雫(れい・しずく)先生

零雫先生は本作で作家デビューをされています。うどん県在住ということでカツオ県出身の自分とは軽い親近感を覚えています。

先生はTwitterもされているので注目しながらこれからの活躍に期待したいと思っています。

https://twitter.com/rei_shizuku111?s=20

イラストレーター:美和野らぐ(みわの・―)先生

美和野らぐ先生は三河ごーすと先生が電撃文庫で書いた『怪物中毒』、飴月先生がファンタジア文庫で書いた『隣の席の元アイドルは、俺のプロデュースがないと生きていけない』や安居院 晃先生がファンタジア文庫で書かれている『宮廷魔法士です。最近姫様からの視線が気になります。』などでイラストを担当されています。

好きな作品で結構イラストを担当されているので気になります。

『不死探偵・冷堂紅葉』ネタバレがあるかもしれない感想

今回はミステリということで結構神経をとがらせながら書きますが、どう考えてもさらっと核心部分のネタバレをしてしまうかもしれないので折りたたみます。未読の人は当然開かないようにお願いします。

全体的なお話

いろいろ途中で出てくるきわどい話とかサービスシーンみたいに見えるシーンでもちゃんとミステリの大事な部分に使われていて、こういうミステリのいいところがばっちり出てたかなと思います

カルバンの三人称

カルバン君の三人称のいわゆる名字の業界人読みが無駄に気になってちょっと出てくるたびにくすっとなって推理の邪魔になってしまった...これが策略ってやつか

ドーレーが奴隷で脳内再生されて大変でした

そもそもこの作品のタイトルに関して

そもそも、この作品って■■探偵・天内晴麻じゃなくて不死探偵・冷堂紅葉なんですよね。そもそもの大きな謎部分も大事なんですが...その辺がすごい気になって少なくても主人公・天内晴麻っていうのは使わないほうがいいなと思ってます。

いわゆるサブタイトル部分に要素が入ってるのも気になる。サブタイトルって各巻で変えられるんだよなぁ...

などいろいろ事前情報から隠されていた部分も含めて考えるべきこといろいろあるなぁと思いました

『究極の密室』について

可能性は当然最初の時点で考えてたんですが、もう少し条件が足りてないかなと探していたので安心したというか...もう少し、設定生かしたトリックは今後もっと期待したいなって思いました

あらゆる特殊設定ミステリって、別に自分はどんどんやってほしいしなんだったら魔法でも超能力でもゾンビでもなんでも出してくれって感じなんですけど、発動条件や限界ラインとかそこを測るための実験とか表現とかって読者に必要十分で伝えれる必要があるなぁとかは思っているので難しいなぁと思った次第です

もちろん面白かったし期待通りだったんだけど、少し情報見逃しちゃったかな感もあったので...って気持ちとやりすぎるとごちゃごちゃしすぎるからこれくらいでちょうどよかったのかって気持ちが戦ってます

まぁ、余計なミスリードをさせないための裏返しでもあったのかな

ライトノベルとして

ちょっと普通ではない二人のボーイミーツガールって感じで可愛さもキャラの魅力もあふれ出ててとれも面白かったです

いろいろ書いてしまいましたがめちゃくちゃ面白かったし楽しみながら読ませてもらったのは大前提ということで何卒よろしくお願いします。

ふーむ先生が描く冷堂ちゃんもみわべさくら先生が描く冷堂ちゃんもいいなぁ...

あと、零雫先生がイラストにそれぞれあとがきでコメント入れてるのがいいなって思いました。

不死探偵・冷堂紅葉  01.君とのキスは密室で

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